身体表現性障害(身体症状症)
身体表現性障害(身体症状症)とは
検査では明らかな異常が見つからないにもかかわらず、
めまい・吐き気・倦怠感・しびれ・動悸などの身体症状が続き、
その症状に強い不安やとらわれが生じている状態を指します。
現在の診断基準では、身体的な原因があってもなくてもよく、
「症状そのものへの過剰な心配・不安・とらわれ」が中心になります。
「気のせい」ではなく、本当に苦しい身体症状が続き、そのことで生活に支障が出てしまう状態です。
身体表現性障害(身体症状症)の治療
まず、うつ病・不安症などの精神疾患が併存している場合は、そちらの治療も同時に行います。
身体症状に対しては、必要に応じて症状に合った薬や漢方などの対症療法を併用します。
精神療法では、海外の身体症状症に対する認知行動療法(CBT)の知見を参考にしながら、
その方の症状の出方や行動パターンに合わせたアプローチを行います。
- 呼吸法などのリラクゼーションで身体の緊張を整える
- ペーシング(活動ペースの調整)を相談し、無理と過活動の波をならす
- 身体症状と関連する感情を見つけ、感情に名前をつけて整理する練習
- 特定の部位への「とらわれ」が強い場合は、マインドフルネスで注意の扱い方を練習する
これらは“決まった治療メニュー”ではなく、
行動分析を行ったうえで、その方に必要なものを組み合わせる形で進めていきます。
診療時間
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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| 昼診 | ○ | ○ | × | × | ○ | ○ | × |
| 夕診 | ○ | ○ | × | × | ○ | ○ | × |
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