院長挨拶
院長挨拶
令和3年11月に開院予定のりさ杁中こころのクリニック、院長の今井理紗と申します。
こころの病気というと、しっかりとした治療法がないのではないかと考える方も多いかもしれませんが、実はこころの病気というのは、多くの疾患で治療法がある程度確立されています。そのため、少しでも治りやすい治療をするために、適切な情報(論文やガイドライン)を得る努力をしながら患者さんの診療を行い、後輩や学生に指導をしてきました。
精神療法に関しては、うつ病や慢性うつ病、PTSDに対する対人関係療法やパニック障害や社交不安障害に対する認知行動療法、アクセプタンスアンドコミットメントセラピーについて、勉強会に参加したり、大学で先輩の医師の診療をみたりしながら学んできました。どれも、診断にはよりますが、効果があるという科学的根拠のある精神療法です。
診療では、こちらの意見を押し付けず、患者さんの気持ちや困りごとをしっかりと聞くこと、その一方で適切な情報提供をすることを大切にしてきました。
これまで学んできたことを継続しながら、「患者さんの気持ちを大切にしながら根拠のある治療を提供する」クリニックにしたいと考えております。
どうぞよろしくお願いいたします。
ロゴマークの由来
「気持ちや感情を大事にする」、「さまざまな科学的根拠を重ねながら治療方針を組み立てる」という思いを込めています。
平成20年 | 奈良県立医科大学卒業、同大学にて初期研修開始 |
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平成22年 | 名古屋市立大学病院 精神科 後期研修医 岐阜病院 非常勤医師 |
平成24年 | 八事病院 常勤医師 名古屋市立大学 精神・認知・行動医学分野 研究員 八事看護専門学校 非常勤講師 |
平成27年 | 名古屋市立大学病院 臨床研究医 名古屋市立大学 博士課程入学 八事病院 非常勤医師(〜現在まで) 名古屋市立看護中央専門学校 非常勤講師(平成30年〜令和3年) |
平成31年 | 博士(医学)学位取得 名古屋市立大学 精神・認知・行動医学分野 助教 名古屋市立大学看護学科 非常勤講師(令和3年) |
令和3年11月 | りさ杁中こころのクリニック 開設 |
精神保健指定医 |
日本精神神経学会専門医(精神科専門医)・指導医 |
日本精神神経学会 |
日本うつ病学会 |
日本認知療法・認知行動療法学会 |
対人関係療法(IPT)研究会 |
国際対人関係療法学会(International Society of Interpersonal Psychotherapy) |
名市大ブックス2 コロナ時代をどう生きるか(「不安について知ろう!~危険を知らせてくれるアラームとのつきあい方~」の章を執筆) |
ACT実践家のための「コンパッションの科学」: 心理的柔軟性を育むツール(「Chapter 4 臨床実践のなかでセルフ・コンパッションをトレーニングする」の翻訳を担当) |
「女性の就労を支える心身医学治療戦略」シンポジウム 働く女性への対人関係療法 」(2019年日本女性心身医学会) |
「実践!双極性感情障害の対人関係社会リズム療法(IPSRT)入門〜明日からできる、つまみ食いIPSRTのすすめ!」シンポジウム 「双極性障害と対人関係療法社会的ひきこもり"に対して対人関係社会リズム療法を施行した一例を通して」(2019年日本精神神経学会) |
「PTSD女性患者における炎症マーカー:炎症の亢進が認知機能低下に影響を与える可能性」(2018年生物学的精神医学会) |
「抑うつエピソード中の入院患者に測定した5因子性格特性・対人過敏性におけるうつ病患者と双極性障害患者との比較」(2018年日本うつ病学会) |
「Can interpersonal psychotherapy improve each symptom of multi-psychiatric comorbidities? : A case series」(2017年 Internatioanl Society of Interpersonal Psychoetherapy) |
「Interpersonal psychotherapy for depressive episode of persistent depressive disorder with psychiatric comorbidity: A case series」(2019年 Internatioanl Society of Interpersonal Psychoetherapy) |
Relationships of blood proinflammatory markers with psychological resilience and quality of life in civilian women with posttraumatic stress disorder. Scientific reports(2019) |
Inflammatory markers and their possible effects on cognitive function in women with posttraumatic stress disorder. Journal of psychiatric research (2018) |