睡眠障害
不眠症
不眠(眠れない、寝つきが悪い、途中で目が覚めてしまう、早く起きてしまう、睡眠の質が悪いなど)によって、日中眠くなったり、日中の集中力が低下したり、寝ても疲れが取れなかったり、寝る前に不安が強くなったりと、日常生活に支障が出ている場合が「不眠症」です。
不眠症に対しての薬というと、強くて依存性が強くやめられない薬を想像されるかもしれませんが、最近の睡眠薬には依存性はないため、安心して飲んで頂けます。漢方薬の中にも不眠に効果のあるものもございますので、そういった治療をすることもあります。
不眠症を改善させるためには、寝やすくする生活習慣を作ることが大切です。
まず、人が眠くなるのは、「夜になったから眠くなる」という体内時計によるものと、「疲れたから眠くなる」というもの(恒常性を維持する機構)、この2つのメカニズムによります。逆にいうと、不眠症になっているときは、この2つのうちどちらか(もしくは両方)のメカニズムがうまくいっていないものと思われます。
また、不眠症になる原因としては、身体的な原因(痛みや咳など)、心理的な原因(悩みごと)、精神科学的な原因(うつ病やPTSDなど精神科的な疾患)、生理学的な原因(シフト勤務や寝室環境)、薬理学的な原因(カフェインなど)の5つの原因があると言われています。
これらの原因について当てはまるものがないか考えたり、どのようなメカニズムで不眠となっているかを検討しながら、生活習慣をどのように変えていくと良いか考えていきます。生活習慣を変えるのは大変なことですが、診察の中で一緒に話し合いながら、作戦を練っていきます。
睡眠相後退症候群
過度な「夜型」のことです。「メラトニン受容体作動薬」という薬(依存性はないです)が効果があります。また、生活習慣も関係しているといわれているため、生活習慣を変えるための作戦を一緒に考えていくこともあります。
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