2021/11/29 : 待合室に置いてある本のご紹介
当院の待合には、患者さん向けの本が置いてあります。
世に出ているこころの病気に関する本にはさまざまなものがあり、きちんとした知識から書かれているものもあれば、そうでなさそうなものもあります。そのため、実際に私が読んでみて、「これはお勧めしたい!」と思えるものを中心に集めました。
こういった健康関連の書籍というのは、「読むだけで病気が治る」とは言えない(そういった研究がないため)のですが、「病気に対して正しい知識を持ってもらう」という面ではとても役立つのではないかと思っています。
本の内容としては、疾患はうつ病や双極性障害やPTSD、摂食障害、不安症、統合失調症などさまざまで、認知行動療法や対人関係療法、アクセプタンスアンドコミットメントセラピーといった精神療法に関する患者さん向けの本や、こころの病気から回復された方の体験談などが多いです。
患者さんから「あの本が面白そうだった」「この本に書いてあったことをやってみようと思う」など、早くも反響があり、置いてよかったなと思っています。
それぞれの本のお勧めなポイントについて、このブログの中で少しずつご紹介していけたらと思っています。
りさ杁中こころのクリニック 院長
今井理紗